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- 秋田ノーザンブレッツ特別座談会 共同キャプテン齋藤 × 片倉HC
ーーートップイーストリーグA対戦した相手にはどのような特徴がありましたか?
齋藤 ヤクルトは、アタックのスピード感を重要視しているなと感じました。アタックしてセットプレーからの流れにも形があって、アタックでどれだけ素早い球出しをして攻撃するかを重要視してた。
あとは、全チームそうなんですけどディフェンスがしぶとい。アタックのスピードの速さは気にしましたし、そこにプレッシャーを掛けたいと思ってました。
片倉 ヤクルトはテンポが一番あるチームだったよね。
齋藤 結局そのままゲインされて、さらにゲインされて、もういつの間にかトライされちゃうみたいなイメージですね。
片倉 セコムはどうだった?
齋藤 セコムは雨の日の試合だったんですけど、すごいワイドに振って来ました。端から端に、くらいの勢いでボールを動かすチームで。一番動かされたんじゃないですか。
自陣からもそうですし、プレッシャーを掛けようと思ってディフェンスで上がるとキック蹴られて、上がりが鈍くなっちゃうみたいな。
片倉 セコムは身体が強いイメージがあるね。すごいフィジカルトレーニングをしてるみたいだし、週4回ストレングスやってるって。日本人しかいないから、身体の強さとフィットネスは絶対負けないポリシーがあるらしいね。
齋藤 バチッ、バチッという感じはありましたね。
片倉 横河電気はイケイケな感じで。
齋藤 イケイケでもう。アタックのテンポにすごい勢いがあるチームでしたね。一回受けちゃうともうズズズッと前にゲインされて、自分たちは前に出れないような。相手にテンポを支配されるみたいな感覚はありました。
片倉 東京ガスは、外国人のキッカーが上手くてね。
齋藤 東京ガスには一番エリアを獲られた気がします。
片倉 東京ガスは、ロングキックが多かったよね。他のチームはハイボールとかコンテストが多いけど、こんだけロングキックで抜かれることはなかなかあんまりないのに。ことごとく行かれたもんね。
齋藤 ことごとく行かれて、一番エリア獲られて。後半はモールを起点にトライを獲られた。
片倉 なんか王道のチームだよね。
齋藤 バランスがいいというか。
片倉 テンポでアタックしてくるよりは、しっかりエリア取って、強いところで勝負して、確実に点取ってくるチームでしたね。
ーーー秋田ノーザンブレッツの戦い方には、どんな特徴がありますか?
齋藤 プレッシャーを与え続けるという部分だと思います。ディフェンスの特色で言えば、極力少ない回数のパスで仕留めるために、パスを遅らせない、ボールを持つ人の判断時間を減らす、というような意識で全員で前に上がる。いろんな要因があるんですが、そこはすごくこだわっていますね。
片倉 そこは負けたくないね、どこにもね。
齋藤 はい。そこはブレずに来季もやり切りたいと思います。
ーーー最後に、メッセージをお願いします。
齋藤 今はやっぱり「チャレンジャー」という立場なので、相手チームの方が格上かもしれないけど。強敵にも強い気持ちを持って自分たちが挑んでいくところを見てもらいたいです。 「なんか熱い奴らがいるな」と、一人でも多くの人に思ってもらえたらなと。
片倉 プレーを見て、「自分も頑張ろう」みたいな。
齋藤 そんな風に頑張ろうみたいに思ってもらえたらいいですね。そして秋田ノーザンブレッツを見た子どもたちが、「秋田ノーザンブレッツに入りたい」とか「ラグビーをもうちょっと頑張ってみよう」だとか感じてもらえたら。
自分たちが格上相手にチャレンジしていく姿が、秋田の人たちや未来ある子どもたちの、何かのきっかけになってくれたら嬉しいです。
片倉 その通りだね。
齋藤 自然と食事を楽しんでいます(笑)
カフェに行ったり、ドライブしたり、登山したり、色々と趣味があって。秋田に来てから自分の車を手に入れたので、ドライブがすごい楽しいですね。お魚料理が美味しい飲食店を探して海沿いを車で走って、ご飯を食べてサウナに入って帰ってくる(笑)
秋には紅葉を見に栗駒山へ登山に行って、温泉に入って帰ってきました!
片倉 僕は秋田には2022年7月に来たんですが、今はまだ車がないので行動範囲が極めて狭いです。やりたいなと思ってるのはカフェめぐり。東京でも色んなカフェに行っていて、好きなんですよね。八橋の周りにもポツポツあるので、GMの古屋さんにも聞いて連れていってもらってます。冬だと自転車も乗れなくなるので、誰か車ください(笑)