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プロ・実業団・クラブチーム
秋田ノーザンブレッツプレアデス

秋田の女子ラグビーチーム
秋田ノーザンブレッツ プレアデス

秋田の女子ラグビー選手の増加と
国体出場を目指して

3月の夜はまだ寒く、時折冷たい風が通り抜けていく。
ナイター照明が徐々に明るさを増していく秋田市八橋のスペースプロジェクト・ドリームフィールドではその日、女子ラグビーチーム「秋田ノーザンブレッツ プレアデス」のメンバーが練習のために集まっていた。8名ほどの選手たちが輪になって練習前のおしゃべりを楽しんでおり、スッキリとよく通る元気な声がグラウンドに響いている。
声の中心にいるのは佐藤伶南選手。プレアデスのキャプテンだ。

潟上市出身の佐藤主将がラグビーと出会ったのは中学校に上がった時だった。小学生の頃からラグビーをしていた友達に付いていくような形でラグビーを始めた。中学卒業後は秋田工業高校へ進学し、女子ラグビー部へ入部。同時にプレアデスにも所属した。
高校生以上から所属することのできるプレアデスだが、現在のメンバーはほとんどが社会人。年齢は一番上が27歳、下は高校1年生と、東北の他のチームと比べると選手の年齢の幅は広い。
現在の秋田における女子ラグビーの公式戦のメインは国体だ。ミニ国体や秋田県予選を勝ち抜くことで国体への出場権が得られる。プレアデスの選手たちは国体出場を目標に掲げ、まだ冬の名残が色濃くとどまる空のもと、練習に励んでいるのだ。

練習が始まる前に、佐藤主将にラグビーの良さについて尋ねてみた。普段あまり意識していないことだったのか「えー!」と大きな声をあげ悩んでいる様子だったが「タックルなどのコンタクトプレーは他のスポーツにはない、ラグビーならではの良さだと思っています」と笑う。
今後の目標については「女子ラグビーは、今はひとチーム作るのも大変なくらいなので、これからいっぱい若い選手が増えてほしい。ラグビー人口がもっと増えたらいいなと思います!」そう笑顔を見せてくれた。この笑顔がチームを支えているのだろう。そう感じさせる屈託のないまっすぐな笑みを浮かべた佐藤主将は、練習の開始を待つメンバーの輪の中へと走って戻って行った。

秋田ノーザンブレッツプレアデス
秋田ノーザンブレッツ プレアデス
佐 藤 伶 南
RENA SATO
秋田ノーザンブレッツキャプテン
2002年12月31日潟上市生まれ
ニックネーム/ れな