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プロ・実業団・クラブチーム

JR東日本秋田 PECKERS対談
中山玄己選手×向奏瑠選手

お二人の素顔に迫るスペシャル対談

JR東日本秋田バスケットボール部PECKERS(ペッカーズ)は日本社会人バスケットボールリーグ、通称SBLに所属している。SBLでは全国リーグである「SBL-SB1」と地域リーグである「SBL-SB2」が開催されており、PECKERSはSBL-SB1リーグに参戦している。
PECKERSのチームとしての歴史は長く、創部されたのは1947年(昭和22年)。2024年度はリーグで優勝を果たし、チャンピオンシップでは2連覇という輝かしい成績を残している。
白神山地に生息するキツツキの一種であり、天然記念物の野鳥クマゲラ(ブラックウッドペッカー)をチームの由来とし、小さな体で大樹に挑む鳥のように、強靭な体力と粘り強さ、正確な技術を兼ね備えたチームを目指すPECKERS。
2024年からチームで活躍している向奏瑠選手と、2025年に新たにチームに加わった中山玄己選手に、お話を伺った。
インタビュアー / 森川のどか

対談の様子は動画でも見ることができる。下記リンクからぜひチェックしてみてほしい。

(トップ写真)#25 向奏瑠選手 /(下写真)#3 中山玄己選手

ーーーバスケットボールを始めたきっかけは?
中山 小学校3年生の時に、両親がNBAの試合をテレビで見ていて、面白そうだと思ったのがきっかけです。
向  父が元プロのバスケットボール選手で、その影響もあり小学校2年の時に始めました。父と一緒に体育館に行ってシュートを見てもらったり、色々なことを教えてもらいました。

ーーーPECKERSに入団したきっかけを教えてください。
向  関東リーグで試合をしていたときに、PECKERSの前ヘッドコーチの黒政さんからお声をかけていただいて、二つ返事で「行きます!」と言って入団しました。実は母が秋田出身で、祖父が今も秋田に住んでいて、小さい時から秋田に来ていたので抵抗なく来ることができました。
中山 高校の時に何度かPECKERSと練習試合したことがあり、その時から社会人として働きながらバスケをしている姿がかっこいいと思っていました。大学のインカレでいい成績を残すことができたので、そこから注目してもらえ、入団しました。

ーーーPECKERSに所属し、働きながらバスケをする理由は?
向  大学の時からバスケを続けるなら実業団でと思っていました。社会人としての知識やスキルを身につけながら、高いレベルでバスケットにも取り組みたいと思っています。
中山 実業団は、仕事とバスケの両立をする必要があるので、その姿が一番かっこいいと思ったからです。

ーーー記憶に残っている試合について教えてください。
向  昨シーズン最後の試合となった、今年3月に行われたアマチュア日本一を決める「全日本社会人バスケットボールプレミアムチャンピオンシップ」の決勝戦が、一番記憶に残っています。シーズンの集大成として、PECKERSのいいところが全面に出て、全員が活躍して手にすることができた優勝だったので、すごく鮮明に覚えています。
中山 去年12月、名古屋学院大学でインカレに出場し、目標だったベスト4を達成できたので、インカレの試合全部が心に残っています。

ーーー挫折の経験はありますか?
向  前橋育英高校という群馬で一番強いチームに所属していたので、周りの選手のレベルも高く入学当初は力の差を感じ、挫折の経験をしました。ですが、人一倍自主練習などに取り組んで、とにかく追いつこうと頑張り続けました。
中山 小学、中学は試合に出場できていたのですが、高校では試合の出場時間をあまりもらえず、挫折を経験しました。

ーーーバスケットボールの好きなところは?
中山 シュートを決める時です。他のスポーツよりも点数が多く入って、自分たちもシュートを打つシーンが多いので、そこが一番楽しいですね。
向  自分のプレースタイルは、走って飛ぶアグレッシブなプレーなので、シュートブロックを思いきりできた瞬間が好きです。その時チームも盛り上がるので楽しいです。

ーーーバスケを続ける上で、原動力になっているのは?
向  やはり一番大きいのは、社員の方々の応援です。それがあるからこそ頑張れています。練習に向かうため職場を出る際に「練習に行ってきます」と言うと全員が「頑張って、行ってらっしゃい」と言ってくださるので、頑張ろうと思えますし、結果を残したいという思いにも繋がってきます。
中山 秋田開催の試合には、ほとんどの社員の方が応援に来てくださって、県外試合から戻ってきた時も「勝って良かったね」とたくさん声をかけてくださいます。会社への感謝の気持ちと、恩返しがしたいという思いが原動力になっています。

ーーー秋田での生活はいかがですか?
向  自分は食べることが大好きなので、食べ物もお酒も美味しい秋田での生活はすごく満足しています。秋田の料理では、きりたんぽが好きです。母が秋田出身なので、小さい時から冬にはきりたんぽ鍋が出てきて、よく食べていました。
中山 自分は秋田出身ですが、大学4年間は愛知県の方に出ていたので、今年秋田に戻ってきてお祭りや大曲の花火に仕事の一環として参加した時に、祭りの盛り上がる様子に懐かしさを感じました。

ーーー身体づくりと食事の管理はどうしていますか?
向  自分は太りやすい体質ではないので、特に食事制限はしないで、とにかく量を食べるようにしています。夜だけ白米2合食べています。
中山 社会人はフィジカルのレベルが大学よりも高く、入部した当初は体重が少なくて吹っ飛ばされてばかりだったので、自分も身体づくりは重視しています。今は食事の回数を増やして、体重を増やすことを意識しています。自分は食べることが苦手なので、1日の食事回数を5〜6回に増やして、空腹の時間を減らして体重を上げています。今は実家に住んでいるので、母の美味しい料理を食べています。
向  私は社宅の寮に入っているので寮の食事を食べつつ、足りない部分は栄養バランスを考えて自身で補っています。

ーーーオフの日の過ごし方は?
向  遠征や試合から日曜日に帰ってきて「明日は1日休むぞ」という気持ちで、その日のうちに自主トレをしています。インドア派なので、休日は部屋でリラックスしていることが多いです。動くとしても部屋の片付けや掃除をしているので、あまり外に出ることはないですね。
中山 自分もオフはゆっくりしたいタイプなので、前日にウエイトやシューティングをして、オフは家でゆっくり過ごし、1日中寝ています。

ーーー幸せを感じる瞬間は?
向  食べることが大好きなので、ご飯を食べている瞬間が幸せです。バスケで言うと、試合で勝った日はやっぱり嬉しくて、それも幸せな瞬間ですね。
中山 秋田に戻ってきて一番幸せを感じたのは、母のご飯を食べた時ですね。それと遠征が多いので、県外の有名なサウナで整う時がめちゃくちゃ幸せです。
向  二人で一緒に行きます(笑)

ーーー今一番欲しいものは?
向  あまり物欲はないのですが、バッシュを見て欲しいなと思う時はあります。
中山 自分もバッシュを見たら欲しくなります。靴が好きなので、スニーカーや革靴も欲しくなります。こまめにチェックして、発売に合わせて人気の靴が買えるか買えないかのチャレンジをしています。

ーーーリーグ戦はどのような思いで試合に臨んでいますか?
向  現在、全勝中なので、このまま全勝優勝を目指してリーグを終えたいです。
中山 チームとしては、全勝優勝を目標にしています。個人としては、自分の役割であるシューターとして、精度の高いスリーポイントを決められるよう、意識して試合に臨んでいます。

ーーー最後に、これからの目標を教えてください。
向  チームとしては全試合に勝利してのリーグ優勝と、チャンピオンシップで優勝を掴み取ることです。個人の目標は、スリーポイントを強化しているので、試合でスリーポイントをしっかり決めること。それと、リバウンドやトランジションの場面で走ったり、自分の役割をできる限り全うして、チームに貢献できるように頑張りたいと思っています。
中山 自分は新人なので、新人としてフレッシュな気持ちでチームに元気と活気をもたらすこと。試合に出場した時には持ち味を出して、ベンチでもみんなが決めたら盛り上がっていくことを意識して頑張りたいと思います。

GENKI NAKAYAMA
♯3 中山 玄己
生年月日 / 2002年6月10日
身長・体重 / 178cm・68kg
ポジション / シューティングガード
出身地 / 秋田県
出身校 / 名古屋学院大学
KANARU MUKAI
♯25 向 奏瑠
生年月日 / 2002年3月27日
身長・体重 / 190cm・78kg
ポジション / フォワード
出身地 / 埼玉県
出身校 / 神奈川大学