クラージュ秋田 男子バスケットボールチーム
試合フォトレビュー

クラージュ秋田バスケットボールチームは、秋田県内の特別支援学校の生徒やOBで構成されている、支援学校の部活動とは別に活動する秋田県トップチーム。
そのクラージュ秋田が、6月14日〜15日に岩手県にて開催された「全国障害者スポーツ大会バスケットボール競技 北海道・東北ブロック予選会」に出場した。
北海道、東北各県から代表チームが集まるこの大会で優勝した１チームが、10月25日〜27日に開催される「全国障害者スポーツ大会」への出場権を得ることができる。

クラージュ秋田の男子、女子ともにライバルとなるのは、決勝に進めば対戦することになるチーム札幌。
男子は昨年全国大会への出場を果たし、それを阻まれた札幌は、今年こそ勝利すべく気合が入っていた。

男子の決勝戦は秋田が序盤から迫力あるプレーで試合をリードするが、札幌が効率よく3ポイントを決め、思うように点差が広がらない。
4Q残り7分30秒、スコアは79-75。わずか4点差に迫られ、このまま札幌に流れが傾くかと会場に緊張が走るなか、秋田♯7高杉選手が3ポイントシュートを3本連続で決め、スコアを88-77と突き放す。このキャプテンのプレーが、秋田に再び勢いをもたらした。残り6分以降、両チームともに残された体力を振り絞り、鋭いプレーを展開。試合終了のブザーとともに、秋田が94-86で勝利。秋田の笑顔と対照的に、悔し涙を流している札幌の選手の姿があった。

[ 試合情報 ]
第24回全国障害者スポーツ大会 北海道・東北ブロック予選会
日時 / 6月14日(土)〜15日(日)
会場 / 盛岡市岩手県営体育館

[ 準決勝 ]