プロ・実業団・クラブチーム 秋田ノーザンハピネッツ対談 栗原選手×小栗選手Wインタビュー 2025.06.15 プロ・実業団・クラブチーム おふたりの魅力を探るWインタビュー 2023-24シーズンから秋田ノーザンハピネッツに加入した#20小栗瑛哉選手とB2チームから秋田へと移籍し、2024-25シーズンがB1初プレーとなった#2栗原翼選手。ポイントガード同士で年齢も近く、コートの外でも仲の良いという二人によるスペシャル対談。 インタビュアー 北川楓夏 (小栗選手は2025-26シーズン、信州ブレイブウォリアーズへ移籍) インタビューの様子は動画でも見ることができる。下記リンクからぜひチェックしてみてほしい。 栗原選手&小栗選手 対談動画 (トップ写真) 左 / #2 栗原選手 / 182cm / 90kg / PG・SG 右 / #20 小栗選手 / 174cm / 75kg / PG ーーーバスケットボールを始めたきっかけは? 小栗 父親がミニバスの指導者で、2人いる兄もバスケをやっていた影響で、小さい頃から自然とバスケットボールに触れていました。だからバスケ以外の選択肢がなかったのがきっかけかなと思いますね。小学1年生から始めました。 栗原 バスケを始めたのは中学2年生のときです。それまで部活には入っていなかったんですが、バスケ部の指導をしていた体育の先生から「運動神経いいからバスケやりなよ」と声をかけられたのがきっかけで始めました。 ーーーお互いの第一印象と、今の印象は? 小栗 同じチームになる前からツバサさん(栗原選手)のことはSNSとかで知っていたんですが、秋田で会う前はもっと静かな人なのかなと思っていました(笑) 同じチームになってからは、誰に対してもフラットに接する人だなと。何よりも面白いし、印象はガラッと変わりましたね。 栗原 僕は2023-24シーズンまで秋田に在籍していた長谷川暢さんと昔から仲良くさせてもらっていたので、秋田の試合は前から少しだけですが見ていて、その時からアキ(小栗選手)のことは知っていましたね。プレーについても、シュートがすごく上手いって。それで僕が秋田に移籍すると決まった時に、ノボルさんにアキってどういう人ですかって聞いてみたら「いいやつだよ」って言っていたんですが、いざ会ってみたら全然素っ気なくて(笑) 小栗 僕、けっこう人見知りなんです。 栗原 最初はそんな感じでしたけど、今はもうすごく良い後輩と言うか、もう友達みたいな感じですね。 小栗 ツバサさんは先輩なんですけど、先輩っていう感じの雰囲気があまりなくて、すごく接しやすいです。バスケットの話もしますし、ゲームも一緒にします。 ーーー同じポイントガードとして、お互いのプレーに刺激を受ける部分はありますか? 小栗 圧倒的にディフェンスですね。「秋田と言ったらディフェンス」を象徴するかのようなツバサさんのディフェンスは真似したいけど、なかなか真似できない。体の使い方もそうだし、学ぶことばかりです。 栗原 アキはやっぱりシュートがすごく上手い。スリーポイントがあるって現代のバスケットではすごく大事だと僕は思っていて、例えばスクリーンが来た時も相手が追いかけてくれるし、プレーの幅がすごく広がる。だからアキのシュートの上手さは羨ましいです。練習でアキと一緒にシュートを打っている時とかには「負けたくない」って思いますけど、なかなか難しいですね。 ーーー小栗選手は2024-25シーズンで秋田ノーザンハピネッツ2年目になりましたが、前シーズンと比べてどうでしたか? 小栗 去年はフルさん(古川孝敏選手)、ヤスさん(保岡龍斗選手)、ノボルさんがいて。自分が何かしなくても誰かがやってくれるという気持ちがあったんです。 でも今年は、自分がガードとしてクリエイトする場面を増やさないといけない。ガードが脅威にならないと、他の選手が脅威にならないという感じなので、そのあたりの意識は今シーズンから変わりましたね。 思い切りやろうと思っているんですが、なかなか結果が出ないのが現状で、まだまだ試行錯誤しています。 ーーー栗原選手は今季、初めてのB1でのプレーとなりましたが、B2との違いは感じますか? 栗原 試合中の流れを読む力、相手が今こうしてきたから次はこう、みたいな切り替えの速さが全く違うなと思いましたね。 あと、やっぱり一人一人が上手い。個々の力が強いからこそ、オフボールでもオンボールでも一瞬も気を抜けないと感じました。 ーーープレーに関してネガティブな気持ちになることはありますか? また、その切り替えは? 栗原 僕はB2から来た選手で元々失うものがないと思ってるから、ネガティブなことはあまり考えてないですね。ミスをした時にちょっと落ち込んだりはしますけど、そもそもここにいられることも当たり前じゃないですし、毎回原点に戻って考え方を改めて「次も頑張ろう」って思ってますね。 小栗 上手くいかない時とかはもちろんありますけど、引きずっていてもあんまり意味ないなと思っているので、ダメだったらダメだったで、次の日にはまた頑張ろうという気持ちに切り替えるようにしてます。 ーーーブースターさんへの思いを教えてください。 小栗 勝たないといけないなっていう使命感と、どれだけブースターの皆さんを楽しませられるかというのも僕たちの仕事だと思います。全力でプレーすることはもちろん、この環境が当たり前じゃないということに、本当に感謝しながら毎試合プレーしています。 栗原 誰が得点決めたとしても、会場で一体となって盛り上がってくださって、僕らが入場する時には拍手で迎えてくださることに、毎回感謝というかありがたみを感じています。僕もこの環境は当たり前じゃないと思ってますし、会場に来てくださるブースターさんたちを見て、「勝たなきゃ」「頑張ろう」って思えます。 ーーーこれから先、ご自身がどんな選手になっていきたいか教えてください。 小栗 ブースターさんから「アキのプレーを見るだけですごい活力をもらっている」と言っていただいたことがあり、僕はバスケットでしか恩返しできないから、僕のプレーに喜んでくださる方のため、少しでも活躍したい。ありきたりですが、僕がプレーすることによって元気を与えられるような、そういうプレーヤーにもっともっと今後なっていきたいです。地元の岡山の子どもたちも夢や希望を与えられる選手になれるように力をつけて、プレーヤーとしての価値も上げていきたいです。 栗原 プレーで人を惹きつけられるような選手になりたいなと思っています。僕のプレーで「元気になれる」「仕事も頑張れる」と言ってくださる方々のためにも「試合を観に来てよかった」と思ってもらえるようなプレーヤーになりたいなと思っています。 TSUBASA KURIHARA ♯2 栗原 翼 1997年8月16日生まれ 神奈川県出身 182cm / 90kg / PG・SG 経歴 / 関東学院大学 AKITOSHI OGURI ♯20 小栗 瑛哉 2001年3月1日生まれ 岡山県出身 174cm / 75kg / PG 経歴 / 大阪産業大学 Post Share Pin it プロ・実業団・クラブチームTITLE記事, バスケットボール, 秋田ノーザンハピネッツ 秋田ノーザンハピネッツ 熊谷 航選手インタビュー クラージュ秋田 女子バスケットボールチーム試合フォトレビュー